理事長からのご挨拶

学園長・理事長 佐藤信

教育はローソクのようなもので、自身の身を燃やし尽くして世の灯火、人の光となるもの。

尚志学園は昭和34年12月1日、私塾として福島市松木町に3教室を借り校長以下4名の職員で福島高等予備校として出発しました。現在は3つの学校と2つの幼稚園と保育園を有する学園に発展してきました。本学園で育った学生・生徒・園児数は3万6千名(外国留学生も含む)を越えました。今振り返って見ると、あたかも一杯の盃の水が源となり、小さな川の流れを集め、滔々と大河に流れ行く濫觴の感があります。

 

本学園の歴史は正に開拓と創造の歴史でした。日本で唯一の女子工業高校を設立し、道なき道を切り拓き、想像を絶する苦難を乗り越え、職員と共に心血を注ぎ築き上げた学園です。尚志学園の「尚志」は孟子の尽心章句の「何をか志を尚とする 曰く仁義のみ」を語源としています。「仁」は博愛、思いやり、あわれみの心であり、「義」とは人間sの正しい道を踏み行う、世の人のために貢献していく心を尚志教育に浸透させています。

 

本学園の教育は社会に有為な人間、人間らしい人間をつくることを目的とした「人づくり教育」を、一貫して標榜してきました。「20年前に卒業したある生徒は、現在自分の脳裏に残っているのは微分や積分や枕草子でなく、毎日誓いの言葉で唱和してきた志を大切にすることだと言います」。まさに「教育は一瞬にして永遠」です。

 

先人の苦労して歩んだ足跡は永遠に消えることなく、その足跡が後に続く者の「道しるべ」になると考えています。

 

尚志の教育はこれからも「次代の魂を育て上げる」崇高な使命のもとに、常に開拓精神を以て、一瞬一瞬に全力を注いでまいります。

「 教育はローソクのようなもので、自分の身を燃やし尽くして世の灯火、人の光となるもの」で、私も命ある限りローソクを燃やし続けたいと願っています。


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