本日は学校法人尚志学園尚志高等学校創立50周年記念式典を迎えることになりました。これも偏に、今日まで学園をご支援いただきました多くの方々のご尽力の賜と衷心より厚く御礼申し上げます。

 

顧みますと、昭和34年福島市で佐藤 信前理事長と私でスタートした尚志学園は55年が経過し、今日まで、3校3園あわせて約3万6千名の学生・生徒・園児を世に送り出し、学園職員も260名を超え、学校創立以来一貫して「人づくり教育」に取り組んでまいりました。そして、昭和39年4月に高度成長期における女子の就労・技術修得という時代の要請を先取りしてわが国最初の女子工業高校を開校したのが本校の始まりでした。これまでに卒業生は19,900名を数え、その中には中国・ベトナムなど6ヶ国の外国人留学生も含まれています。これらの卒業生達は国内外を問わず各界・各層でリーダーシップを発揮して活躍しております。また、学校創立時から様々な困難を教職員が一致団結して乗り越え、手探りの状態から道を切り拓いてまいりました。更に、学科の改編・共学化・校名変更など、時代の変化に対応しながら学校改革を実行して今日に至っております。

 

今後も「尚志必成」という建学精神を成就するために、生徒・教職員の大きな夢、豊かな可能性、旺盛な活力、あふれる情熱を新たな学校改革に盛り込み、これを契機として尚志高等学校の新たな歴史と伝統を創造し、皆様のご期待に応えるため、新たな決意で取り組んでまいります。尚志高等学校並びに尚志学園に対し今後とも皆様のご指導・ご支援を賜りますようにお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

 

学校法人尚志学園 理事長 望木昌彦